福岡アイランドシティ研究チーム(筆頭著者 古瀬 裕次郎 助教)の論文がBMC Geriatricsに採択されました
福岡アイランドシティ研究チームは、運動や体力が高齢者の介護予防に及ぼす効果を研究しています。今回は、アルツハイマー型認知症の先駆症状とされる嗅覚機能低下に着目し、脳萎縮との関連を検討しました。
結果として、嗅覚機能の中でも“みかん”の臭いを正しく識別できない方は、“みかん”の臭いを識別できた方に比べて、認知機能や身体機能は同水準でしたが、海馬周辺領域の萎縮度がやや進行していたことが明らかとなりました。
皆さんも、身の回りの食べ物や植物など、視覚に頼らず、臭いで識別できるか試してみてください。
【論文タイトル】
Association Between the Inability to Identify Particular Odors and Physical Performance, Cognitive Function, and/or Brain Atrophy in Community-Dwelling Older Adults from the Fukuoka Island City Study
【著者】
Yujiro Kose, Yoichi Hatamoto, Rie Takae, Yuki Tomiga, Jun Yasukata, Takaaki Komiyama and Yasuki Higaki
【雑誌名】
BMC Geriatrics(in Press)
【URL】