運動やスポーツについての疑問を解き明かす場所

冨賀 裕貴 スポーツ健康科学研究科博士課程後期 2017年度修了

皆さん、こんな事を思ったことはありませんか?

「どうしたら長距離走の記録が良くなるのだろう。」
「どうしたら筋トレの効率が高まるのだろう。」
「運動が健康に良いのはなぜだろう。」

私も学部の講義の中でこれらの疑問や興味を持ち、より深く知りたいと思い博士課程前期に進学しました。
その後、2年間はサラリーマン生活を送ったものの、やはり研究への思いが残っていることに気づき、退職して博士後期課程への進学を決意しました。

在学中の取り組み

博士課程後期では、運動するとなぜ脳や筋肉の働きが良くなるのかを、分子生物学的な手法を用いて研究を行いました。
在学中は研究分野を問わず、国際的にも活躍されている先生方から多くの真摯なご指導を賜りました。
大学院生としての研究生活は、毎日が新発見の連続で、先生方、先輩方や後輩らと実験結果に一喜一憂したり、気分転換にフットサルやバドミントンをしたり、時には研究室から居酒屋に移動して議論の続きをしたりと、とても刺激的な日々でした。

ある先生の「研究というのは世界で1番最初にその現象や出来事を発見するということであって、そんなクリエイティブな仕事は他にないよ。」という言葉は、今でも私が研究を続けるモチベーションとなっています。

後輩へのメッセージ

2020年度からは佐賀大学で研究を継続しておりますが、スポーツ科学の新発見は、やはり運動やスポーツに真剣に取り組んでいる皆さんの日頃の疑問から産まれるものだと思います。
皆さんが本研究科に進学され、運動・スポーツのスペシャリストとしてご活躍されることを願っています。

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